皆さま、こんにちは!
広島県を中心に住まいに関する事業を幅広く展開している総合不動産企業「Sunsハウジング」です。
近年、南海トラフ巨大地震が身近な危機として懸念されるようになり、住宅の耐震性への関心がますます高まっています。広島県によると、実際に南海トラフ地震が起これば、県内の多くの市町で震度6弱~6強の揺れが想定されるとのこと。大地震が発生したときに、大切な家族と住まいを守る備えが必要です。
出典:広島県HP「南海トラフ巨大地震等による広島県地震被害想定結果の概要」
Sunsハウジングでは、多くの分譲地で耐震構造に加えて制震ダンパーを標準装備しています。
※制震ダンパー標準仕様の分譲地についてはお問い合わせください
ところで皆さまは、「耐震」と「制震」の違いをご存じでしょうか?
耐震と制震の違いは?
「耐震」と「制震」はそれぞれ役割が異なり、耐震構造の家に制震ダンパーをプラスすることで、相乗効果が得られます。
●耐震工法
耐力壁や補強金具などで建物の躯体そのものを強くして、強度で揺れに耐え、地震の力に対抗する構造です。
●制震工法
建物に制震ダンパーを設置して、地震の揺れを吸収し、減退させる構造です。
揺れ幅や破損を減少させるので、頻発する余震など度重なる地震にも強くなります。
耐震+制震で得られる相乗効果とは?
強い躯体で地震に耐える耐震構造だけでは、度重なる地震を受け止めるうち、徐々に構造部の疲労が蓄積します。繰り返す揺れで、接合金具や筋交いが緩んだり、破損したりすることも。揺れをコントロールする制震ダンパーをプラスすることによって、構造への負担を軽減することができるのです。
余震の多かった熊本地震や、記憶に新しい能登半島地震では、制震ダンパーが搭載された住宅で半壊・倒壊などの被害が少なかったという実証例があります。
続いて、Sunsハウジングで採用している制震ダンパー「GVAⅡ」の特長をご紹介します。
制震システムGVAⅡとは?
木造住宅やビル・マンションなどの地震対策に特化して事業を展開するアイ・エム・エー社の制震ダンパーです。
●「耐震」+「制震」の2役
ボルトの軸力により耐震性能を発揮するとともに、ダンパーの摩擦抵抗によって揺れを低減する制震性能を発揮。1つの壁内で、4つのポイントから揺れのブレーキをかけます。
●揺れ幅最大75%低減の性能
「GVAⅡ設置」と「ダンパー設置なし」の試験体に、通常想定される以上の揺れを加える比較実験を行った結果、揺れ幅が最大75%低減することが実証されました。
※「GVAⅡ設置」と「ダンパー設置なし」を同一条件(合板付き)で実施した、壁単体での実験に基づく結果です
●高耐久なフェノール樹脂を採用
ダンパーには、新幹線のブレーキに使用される高耐久素材「フェノール樹脂」を採用。
摩擦で揺れを低減する摩擦系ダンパーは、高耐久でメンテナンスフリーです。
ダンパー部の耐用年数は169年相当(姉妹品の認定試験に基づく)、繰り返し1000回の摩耗試験でも性能変化がありませんでした。
●最適な設計バランスと高い施工性
あらゆる耐力壁との併用が可能で、設計・施工の自由度が広がります。
最小限の設置でしっかり制震でき、他の部材と干渉する心配もありません。
Sunsハウジングは建てた後は隠れてしまう構造の性能についても、しっかりこだわっています。